腸内環境を改善する生活習慣や食生活とは

前回、腸内環境を整えるとアトピーが治るのかの記事で腸内フローラの善玉菌の増やし方について次回触れると書いてありましたので、書いてみたいと思います。

前回紹介の記事>>腸内環境を整えるとアトピーは治るのか

腸内環境を改善する生活習慣とは

前回話の中で生活習慣と食生活を変えることが、腸内環境を改善(善玉菌を増やす)するということを書きました。善玉菌を増やすには、ストレスのコントロールや運動不足解消をする必要があります。ストレスは腸を停滞させ、便秘の原因、腸内出血などになることも珍しくはありません。また、腸内フローラのバランスを崩す事に繋がるので、ストレスのコントロールは肝になります。

 

腸内環境を整えるストレス解消法

とはいえ普通に生活しているとストレスはどんどん溜まってしまい、中々ストレスをコントトールをするのは難しいですよね。副交感神経を高めることで神経をリラックスさせることができるので、いくつかリラックスをさせる方法を紹介します。

適度な運動

過度な運動は交感神経を刺激して神経を高めてしまいますが、ウォーキングやラジオ体操などの程よい運動は副交感神経を高めてくれます。ウォーキングの場合は、30分~1時間くらいを目安にするのが良いですが、時間をそんなに取れないという方には、自律神経を整えるストレッチやマッサージなども効果的です。アトピーの方は汗をかいたら小まめに汗を流すのも忘れずに行いましょう。

深呼吸

深呼吸をするばあいは、息を吸う時間の倍の時間をかけて息を吐くようにします。そうすることで、副交感神経を高めてくれるのでリラックスに繋がります。

アロマや音楽鑑賞

就寝前に癒し効果のあるアロマや音楽鑑賞をするのもグッドです。アロマオイルの中には、腸の働きを高める(ネロリやブラックペッパーなど)ものもあり、癒しを感じるスローテンポな音楽を聴くと就寝中の副交感神経をスムーズに高めてくれるのでストレス解消になります。

ビタミンCを摂取する

ビタミンCはストレスによって大量に破壊されます。ですので、補給することは重要です。ビタミンCの中でもアスコルビン酸は乳酸菌の餌となってくれるので、腸内環境も整えてくれ、硬い便を柔らかくする効果もあります。

 

他にもゆっくりとぬるいお湯で入浴するなどの方法がありますが、アトピーの場合は、余分な肌の油を落としたり、皮膚表面の温度が上がり痒くなる原因のためおススメはしません。

 

食生活を改善して腸内環境を整える

食生活の改善も腸内環境を整えるためには重要です。野菜が不足していたり、油分の多い食事が多いと腸内環境は悪くなります。以下のような方法で食生活を改善しましょう。

善玉菌の豊富な食品を食べる

ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品は善玉菌を増やす食材です。ヨーグルトや乳酸菌飲料がビフィズス菌が含まれる代表で手軽に日々の食生活にプラスして摂ることが出来ます。乳酸菌は動物性乳酸菌植物性乳酸菌と分かれます。動物性乳酸菌は先ほどのヨーグルトなどの乳製品、植物性乳酸菌は味噌やぬか漬け、すぐき、キムチなどの発酵食品に含まれています。

 

しかし動物性乳酸菌は最近、ハーバード大学で子宮がん、乳がん、前立腺がんなど生殖器系のがんの原因・骨粗しょう症の原因の可能性があるとして発表がありました。あくまで摂取しすぎたらという事なんでしょうが、どうせ食べるなら植物性乳酸菌を含んだ味噌やぬか漬けの方が良いでしょう。ただし、塩分のとり過ぎにはご注意ください。

 

善玉菌を育てる食品を食べる

腸内には元々、善玉菌が存在しています。腸内環境が悪くなってからでは難しいですが、善玉菌に栄養源を与えて増やすのも効果的です。野菜や果物、豆類などに多く含まれるオリゴ糖や食物繊維は善玉菌に栄養源としてうってつけです。オリゴ糖を摂取すると便秘解消としても効果的。最近では、市販のトクホも多く発売されているので利用するのも良いでしょう。

 

また、納豆ですが、大豆で良質なオリゴ糖を多く含んでおり、納豆菌には腸内の悪玉菌を殺す働きもあります。腐敗菌の増加を抑制してくれるので、腸内環境を整えるにはベストな食品と言えるでしょう。


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