腸内環境とアトピーのお話
アトピーは腸内環境が悪い人が圧倒的に多いです。ですので、腸内環境の改善はアトピーを治す上で欠かせません。皮膚の乾燥も炎症も腸内環境が悪化すると比例して悪化します。アトピー患者に限らず、薬を一杯飲む人は便秘になりがちです。便秘になると腸内にそれだけ毒素を溜め込む事になります。ですので、「腸活」はいまやアトピーを治すのになくてはならない対策の1つと言えるでしょう。
腸内フローラとアトピーの関係
腸内フローラとは腸内には様々な細菌(100種類以上、合計100兆個と言われています)がおり、善玉菌や悪玉菌を含めて多くの菌がいます。このひしめき合った状態が花畑のように見えるので、腸内細菌の集まりのことを腸内フローラと呼んでいます。
この腸内フローラですが、アトピーとの深いかかわりがあると最近の研究で報告されています。アトピーの原因は様々あってこれだ!というのはまだ特定されていませんが、身体の毒素が上手く排出されずに体内に留まることで血液の汚れが皮膚に現れたものとも言われています。
そのため、腸内フローラのバランスを整えるとアレルゲンや異物が簡単に体内に侵入出来ないように防御機能が備わりますから、アトピー性皮膚炎の予防と改善に役立ちますし、アトピー以外でも毒素をため込まなければ、肌がキレイになり美肌が保てるでしょう。
腸内フローラが崩れる原因とは
腸内フローラが崩れるということは腸内環境が崩れるということです。腸内には善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)、悪玉菌(ブドウ球菌、ウェルシュ菌、大腸菌など)、日和見菌(レンサ球菌、バクテロイデス菌など)の3種類が存在し、日々刻々とバランスが変わっていきます。
腸に棲む善玉菌は腸内で悪玉菌の異常発酵や腐敗を防ぐ働きがありますが、動物性脂肪とタンパク質が多い食事を食べていたり、ストレスが続いたりすると、腸内の悪玉菌が増えていき、有毒物質が増殖します。さらに、普段は何の影響もない日和見菌が突如、悪玉菌に加勢して腸内環境の悪化を招きます。これが腸粘膜を刺激して炎症を起こすことになります。
腸内フローラの善玉菌の増やし方
腸内フローラのバランスが崩れる原因は上述しましたが、善玉菌を増やすことでアトピーだけでなく、体調が良くなったり肌が綺麗になったりします。善玉菌を増やすには
- 生活習慣
- 食生活
の2点を改善すれば、良いです。どのようにして改善するかは次回、書いてみたいと思います。